そらまめ整体院の健康コラム

何もしていないのに背中が痛い理由  〜無意識の緊張と自律神経の話〜

何もしていないのに背中が痛い理由 〜無意識の緊張と自律神経の話〜

2026年02月24日 17:44

「重いものを持ったわけでもないのに、なぜか背中がつらい」
「寝ても取れないし、マッサージしてもすぐ戻る」
そんな背中の痛みに心当たりはありませんか?

多くの方は、こうした痛みを「姿勢のせいかな」「筋肉が固まっているのかな」と考えがちです。もちろん、それも一因ではあります。
ただ実際には、その奥に “無意識の緊張状態” が関わっているケースも少なくありません。

今日は、
「特に何もしていないのに背中(の真ん中)が痛くなる理由」 を、自律神経の働きという視点から、できるだけ分かりやすくお話しします。

なぜ「原因が思い当たらない背中の痛み」が起こるのか?

背中の痛みというと、
・長時間のデスクワーク
・姿勢の悪さ
・筋肉疲労
といったイメージを持つ方が多いと思います。

もちろん、それらも立派な原因のひとつです。
ただ実際の臨床では、

「特別な負荷をかけた覚えはないのに、ずっと背中が張っている」
「朝起きた時からすでに背中の真ん中が痛い」

という方も少なくありません。

このタイプの背中の痛みでよく見られるのが、
体が“緊張モード”から抜けられない状態 です。

ストレスや不安、忙しさが続くと、私たちの体は無意識のうちに「身を守るモード(交感神経優位)」に入ります。
すると、筋肉は常に軽く力が入った状態になり、血流も低下しやすくなります。

この状態が続くと、「使いすぎた」という感覚がなくても、
背中の筋肉は“ずっと働きっぱなし”の状態 になり、じわじわと痛みや重だるさとして表に出てくるのです。

背中の張りを気にして肩甲骨付近に手を当てている様子

自律神経が乱れると「力が抜けない体」になる

自律神経には、大きく分けて
・活動・緊張のスイッチである「交感神経」
・休息・回復のスイッチである「副交感神経」
があります。

本来は、日中は交感神経が働き、休む時には副交感神経が優位になる、というふうにバランスよく切り替わるのが理想です。

ところが、ストレスや緊張が続くと、この切り替えがうまくいかなくなり、
「ずっと交感神経が優位なまま」 という状態になりやすくなります。

すると、体はリラックスできず、
・肩や背中に無意識に力が入る
・呼吸が浅くなる
・筋肉がゆるみにくくなる
といった変化が起こります。

この状態については、以前の記事でも
「ストレス・呼吸・自律神経と背中の緊張の関係」
という形で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください👇


📝「背中の痛みと自律神経の意外なつながり 〜ストレス・呼吸・姿勢が関係する“背中のサイン”〜」

「姿勢」ではなく「体の状態」が問題なことも多い

「姿勢を良くしようと意識しているのに、背中が楽にならない」
そんな方もいらっしゃいます。

それは、
姿勢そのものよりも、“体が緊張し続けている状態” が先にあるからかもしれません。

体がリラックスできていない状態では、いくら良い姿勢を意識しても、筋肉はどこかで踏ん張り続け、結果的にまた元に戻ってしまいます。

大切なのは、「正しい姿勢を作ること」よりも先に、
“力が抜ける状態を体に思い出させてあげること” です。

力が抜けると、呼吸が深くなり、血流が良くなり、その結果として、背中の緊張も少しずつほどけていきます。

そらまめ整体院の考え方 〜背中だけを見ない理由〜

そらまめ整体院では、
背中の痛みがあっても、背中だけを単純にもみほぐす、ということはあまりしません。

なぜなら、
背中の緊張は 「結果」 であって、
その背景にある 自律神経のバランスや、体全体の緊張状態 が関係していることが多いからです。

・呼吸の深さ
・首や胸まわりの緊張
・全身の力の入り方

こうしたところも含めて整えていくことで、「戻りにくい体の状態」を目指していきます。

背中の痛みについての考え方や、施術の方針は、こちらの症状ページでも詳しくまとめていますので、気になる方は一度ご覧になってみてください👇


📝「背中の痛みでお悩みのあなたへ|宝塚の自律神経整体」


和室の施術室で、背中の緊張に対してやさしく整体を行っている様子

まとめ:背中の痛みは「体からのサイン」かもしれません

何もしていないのに続く背中の痛みは、単なる筋肉疲労ではなく、
「体がずっと緊張したままですよ」というサイン の場合もあります。

・最近、気が抜ける時間が少ない
・呼吸が浅い気がする
・寝ても疲れが取れにくい

そんな心当たりがある方は、背中だけでなく、体全体の状態にも目を向けてみることが、改善への近道になるかもしれません。

よくあるご質問

Q1. 自律神経が関係している背中の痛みかどうかを見分ける方法はありますか?

はっきりと「これなら絶対そうです」と断言できる簡単なチェック方法があるわけではありません。
ただ、次のような傾向が重なっている場合は、体の緊張や自律神経のバランスが関係している可能性があります。

・特別な動作やケガのきっかけがないのに、背中の張りや痛みが続いている
・マッサージやストレッチをしても、しばらくするとすぐ戻ってしまう
・背中だけでなく、首・肩・呼吸の浅さ・疲れやすさなども気になる
・忙しさやストレスが続いている自覚がある

こうした場合、背中の筋肉そのものだけでなく、「体が緊張し続けている状態」や「リラックスしにくい状態」が背景にあることも少なくありません。

気になる場合は、背中だけを見るのではなく、体全体の状態や緊張の入り方も含めて見てもらうと、原因が整理しやすくなります。

Q2. 自分でできることはありますか?それとも専門家に見てもらうべきですか?

まずは、
・呼吸が浅くなっていないか
・無意識に肩や背中に力が入っていないか
・しっかり休めているか
といった点を意識してみるだけでも、体の状態は変わりやすくなります。

ただ、
「気をつけているのに変わらない」
「もう長く続いている」
「マッサージをしてもすぐ戻る」
といった場合は、体の緊張パターンそのものを一度リセットしてあげる必要があることもあります。

そのようなときは、背中だけでなく体全体の状態を見ながら整える、という視点で専門家に相談するのも一つの選択肢です。

Q3. もみほぐしのマッサージと自律神経の整体では、具体的にどう違うのですか?

大きな違いは、「どこまでを改善の対象として考えるか」という点にあります。

もみほぐしのマッサージは、
つらさを感じている筋肉を直接ゆるめることで、コリや張りを和らげていく方法です。
筋肉が固まっている部分にはとても有効で、施術後にスッと楽になる感覚を得られる方も多いと思います。
ただし、「体が緊張しやすい状態そのものが変わっていない」場合、時間が経つとまた元の状態に戻りやすい、という面もあります。

一方、自律神経の整体では、
「なぜその筋肉が緊張し続けてしまうのか」という体の状態そのものに目を向けます。
呼吸の浅さや、無意識の力み、リラックスしにくい神経の状態など、
緊張が抜けにくくなっている背景(背中やその周辺に限らず、体全体)から整えていくことで、結果として背中に負担がかかりにくい状態を目指していきます。

ただし、「そもそも緊張しにくい体の状態を作る」ためには、ある程度の期間、継続して施術を受けることが必要になってくる、という面もあります。

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執筆:水野 浩史(そらまめ整体院 院長)


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